【人柱諸兄向け】VirtualPower(α)の組み立て等
天キーで"力"を手に入れた諸兄向けへの記事です。
これすき #天キー pic.twitter.com/6RKi4iRqY5
— せがた ひろみ (@keyaki_namiki) 2018年11月3日
前準備
qmk_firmware でgit submodule
を実行してarmのビルド環境を用意してください。
dfu-programmer を用意してください。qmk_firmware/utils/YOUR_ENVIROMENT_NAME_install.sh
を実行したのであればqmk_firmware/utils/YOUR_ENVIROMENT_NAME/downloaded
に入っているかもしれません。
組み立て
部品は3種類です。
- maple mini
- kailh PCB socket
- diode(SOD-123規格)
最低限これだけを実装すれば動作します。
部品の向き
ダイオードのシルク向きは ROW2COL
になっています。一応動作したのでファームウェアはROW2COL
で実装しました。主流はCOL2ROW
なので今後armでキーボード制作を検討している方は逆向きで取り付けてCOL2ROW
でファームウェアを作成したほうが良いかもしれません。
もしCOL2ROW
で作成する場合は、config.hのdiode directionを書き換えれば動作します。キーマップ定義用のマクロは確か作りました。
ソケットはシルクの通りに置いてはんだ付けするだけです。パッドが狭いため、パッドまではんだが広がったことを確認してください。広がらないままキースイッチを取り付けると、はがれることがあります。
maple miniもシルクの通りに取り付けてください。部品面と、USB端子がそれぞれ外を向く向きです。
option
- 6x6mmのタクトスイッチが取り付けられます。本体にもリセットスイッチは実装されているので必要な場合のみ実装してください。
- 横出しのタクトスイッチはフットプリントにミスがあります。取り付けると起動しなくなります。
- 秋月のUSB-Cブレイクアウトボードを取り付けられるようにしてありますが、動作しません。回路を改善しても動作しないため正式版では追加しないかもしれません。
- LED stripが取り付けられます。動確はしていません。
- I2C, UARTの端子を出しています。動確はしていません。
- kailh ロープロソケットを取り付けられるようにしてありますが、現在単体で購入可能なキーキャップではサイズが合わないキーが存在します(左Shift、Tabの未確認済み)。またプレートは原則MXスイッチ用で用意しています。
- mid-height向けにプレートを作成すればmid-heightでも動作するはずです(naemcard2x4では確認済み)
ファームウェア
test_arm_project
ブランチのqmk_firmware/keyboard/test_arm_project
の jisをビルドしてください。ROW2COL
で実装してあります。
まだ投げっぱなしなので整理はこれからします。
git checkout test_arm_project make test_arm_project:jis -j8
書き込みは、私の環境では以下のコマンドで書き込みをしています。
.\dfu-util-0.9-win64\dfu-util.exe -d 1eaf:0003 -a 1 -D .\test_arm_project_jis.bin
キーキャップ
原則スタンダードなJISです。最下行はRealforce準拠です。具体的には、GUIとappが1u, スペースが1.25u x2、それ以外がすべて1.5uです。
最左列のマクロ列は、1u想定ですが、1.25uまではまります。
その他
プレートが必要であればご相談ください。いい感じの色のやつを用意します🤑。
(動いてよかった...本当によかった...)